この記事でわかること
- ボーイスカウトの「おきて」って何?
- どんな意味が込められているの?
「おきて」
1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心を持つ
ボーイスカウト隊に上進・新規入隊をする際や成人指導者などとして新たにボーイスカウトに参加する者は、隊のリーダーや身の回りの人に見守られながら「ちかい」をたて、スカウトの仲間入りを果たします。
「ちかい」と「おきて」には教育運動としてのボーイスカウトが目指す、青少年の自発的な成長を促すための生活の指針としての役割があります。
ちかいの中には次のような文言が含まれます。
神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
「ちかい」より
神と国とに誠を尽くすほど重要な「おきて」はボーイスカウトとなり、よりよい社会人として成長していく生活の指針となるものです。
「ちかい」をたててスカウトになったら、何時どんな時でも、おきてに照らした行動を求められます。
込められた意味
1.スカウトは誠実である
信頼される人になる。何事にもベストを尽くして自分の務めを果たす。
世界中の「おきて」でも誠実が第一として表されるほど、ボーイスカウト運動全体の目標を表しています。
自ら、責任を持って務めを果たす事で、社会に有用な人となることが出来るとを気が付かせる。
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2.スカウトは友情にあつい
すべての人は友であり、相手の立場や考え方を尊重し、思いやりのある人になります。
スカウト活動の中で、互いに信頼をもって、励ましあい、助け合い、忠告しあうことで、健やかな精神の発達を目指し、友情の輪を、班から隊へ、団から県へと、少しづつ広げていきます。
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3.スカウトは礼儀正しい
礼儀正しく生活し、目上の人を敬います。言葉遣いや服装に気を配り、正しい行いをします。
礼儀正しく、規律ある生活を心がけます。また、言葉遣いや態度から、相手を不快な気持ちにしない心配りや相手を敬う態度を養います。
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4.スカウトは親切である
幼いものや高齢者の方、体が不自由な方はもとより、動物・植物にも優しい心を育て、すべての人の力になります。
思いやりの心で、困っている人や力の弱い人たちに進んで協力する。
いつでも、他人の役に立つことが出来るよう、心の準備と必要な技能を取得する努力を常に忘れません。
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5.スカウトは快活である
明るく、朗らかに、いつでも笑顔を忘れません。不平不満を言わず、元気よく、進んで物事を行います。
日本のボーイスカウトのエンブレム下部の「そなえよつねに」と書かれた部分は、微笑むスカウトの口元を表しています。
困難や失敗にくじけず、自信をもって目標に取り組みます。
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6.スカウトは質素である
モノや時間をたいせつにします。無駄をなくし贅沢をせず、役立つものは活用します。
物が豊かな現代日本では、意識しなければ物の大切さを感じることはできません。「足るを知る」心で、毎日を豊かに過ごすことが出来るためにはどうすればいいか考えて行動します。
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7.スカウトは勇敢である
勇気をもって正しく行動します。どんな困難にもくじけず、新しい道を切り拓きます。
どんな困難に出会っても、それを超えて務めを果たします。
つとめを果たすには、計画や準備が大切ですが、実行へと突き動かす精神力もまた重要です。
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8.スカウトは感謝の心を持つ
信仰をあつく、自然の恵みと社会からの恩恵に感謝します。「お礼」の心で、自然をいつくしみ、社会に奉仕します。
科学がいかにに発展しようとも、大自然の営みは絶えず続きます。野外での活動から、自然が生み出す、美しく神秘的なものに感動を覚え、自然に対する畏敬の念を養います。
祖先から受け継いだ恩恵や、社会、身近な人などから受けた自分への貢献に気が付き、恩に報いることのできる心を育てます。
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まとめ
- ボーイスカウト運動が目指す生活の指針
- 各「おきて」に応じた目指すべき自己教育の目標
- 信頼される人になる
- 相手の立場を考え行動できる
- 相手を敬うことが出来る
- 奉仕のための準備を怠らない
- 失敗を恐れず自信を持って行動する
- 物や時間を大切にする
- 勇気をもって正しく行動する
- 自然と社会の恵みに気が付き、奉仕できる
より良いスカウティングにしましょう 弥栄