教育システム

8つの要素:シンボルの活用

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魅力ある教育運動

子どもたちを引きつける魅力

ボーイスカウトは世界的な教育運動です。

ボーイスカウトでは「青少年がより良い社会人に成長していくことに貢献する」ため、8つの教育的要素を持つ「スカウト教育法」を形成しました。

8つの要素はそれぞれに影響し合いながらお互いの効果を高め合う役割を果たしています。

【協調性?】ボーイスカウトが持つ教育システム【リーダーシップ?】 他の習い事とちがう? 「ボーイスカウトは他の習い事とは違う!」という話はよく聞きますが、その理由を説明されてもよくわからないこと...

今回は、8つの教育的要素の「シンボルの活用」について少し詳しく紹介します。

この記事でわかること

なぜシンボルを活用するのか?

代表的な「シンボル」の例

なぜシンボルを活用するのか?

スカウト教育法では、以下のような「シンボル(象徴)」を活用しています。

  • 子どもたちに理解のきっかけを与える
  • 子どもたちの興味を引きやる気を引き出す
  • 活用されるシンボルの例

解説

シンボルの活用について解説します。

子どもたちに理解を促す

学校教育や〇〇教室といった習い事は、子供たちに教え込むべきものが明確であり、子どもたちも教育の内容をイメージしやすく理解が簡単です。

しかし、ボーイスカウトでは、「より良い社会人へ自ら成長していくことを支援する」という目的を達成するため、様々な場面応用が効く「考え方」を子どもたちの心に築く必要があります。

そのため、「ストーリー性」「イメージ」「マーク」「バッジ」を活動に散りばめることで、「考え方」のような概念的なものを子どもたちが築き上げる手助けを行っています。

子どもたちの興味を引く

ボーイスカウトは自己教育的な運動です。

子どもたちが、自分の意志に基づき、自らを成長させるため、自らを教育する手助けを行います。

そのためには、楽しく魅力的な活動が必要です。

ボーイスカウトでは子どもたちが様々なこと興味を持ち、自分の好きなことより伸ばしていけるきっかけとなるように様々なシンボルを用意し、子どもたちの発達の手助けを行います。

シンボルの例

1.ストーリー性

子ども達は、大人からの説明より、「お話」によって様々な概念を理解し、教訓を得ます。これを利用したのが、カブ隊「ジャングル・ブック、足柄山物語」ボーイスカウト隊「スカウティングフォアボーイズ」です。

子ども達は、お話を下敷きにして、活動のイメージを膨らませ、「仲間」「責任感」といった、社会生活で重要な考え方を体験的に身に着け、自分のモノにしていきます。

2.制服

ボーイスカウト聞いてイメージするのが制服を着てキビキビ活動する子ども達です。

そのイメージは子ども達も同様に持っています。

制服を着ることで、「自分はスカウトなのだ。スカウトにふさわしい態度を取らなくては!」という自覚が芽生えます。

また、上進のたびに変わる制服は、自分に求められる態度の変化(後輩に対する指導あこがれの対象となる)を促し、子ども達の精神的発達の手助けをします。

3.マーク

一般企業でも、自分たちの目指す価値観ロゴマークにしてわかりやすく伝える例は無数にあります。

ボーイスカウトでも、3つの「ちかい」を表す百合の花をベースに、真実を見極める目(2つの星)や知性反省を示す古代の鏡など、私達が目指すイメージを一つのマークで表し、常に身につけることで自分たちの成長のイメージを心に留めています。

4.バッジ

様々なことに興味を示し、自分のペースで発達していく手助けとして、ボーイスカウトでは様々なバッジを用意しています。

↓詳しくはコチラ↓

【進級課目】ボーイ隊のバッジシステム【技能章】 この記事でわかること ボーイスカウト進歩制度ってなに? それぞれのバッジのねらいは? ボ...

まとめ

シンボルの活用によって・・・
  • 応用の効く「考え方」を身につける助けになる。
  • 活動の内容を理解しやすくなる。
  • 子ども達の幅広い興味に応える。

ボーイスカウトの始め方

まずは実際の活動の見学がしたい!ボーイスカウトを始めたい!

下記公式サイトからお近くの団を今すぐ検索!

https://www.scout.or.jp/

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活動地域がわからない場合は、お気軽に各都道府県連盟に直接お問い合わせください!

より良いスカウティングを目指しましょう 弥栄