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この記事でわかること
パイオニアリング章のねらい
パイオニアリング章取得のための考査細目
パイオニアリング章取得のヒント
パイオニアリング章のねらい
自分の能力を総動員!
パイオニアリング章では大型の構造物の作成を通して、これまでに経験してきた、計画性、スカウトスキル、チームワークやリーダーシップなどをさらに高い次元へと成長させることを目的としています。
パイオニアリングとは丸太などの資材をロープで縛り、結んで構造物を構築することです。
パイオニアリングは縛り方や結び方、索端の処理といったロープワークの他にも、安定的な構造物を自ら設計する能力や、安全に作業するための計画性など様々な知識や能力が求められます。
また、大型の構造物を1人で作成することはできません。
仲間たちと協力して一つの目標に向かうチームワークや、効率的に作業を進めるためのリーダーシップも必要となります。
パイオニアリングで作成される構造物はこれまで経験してきたスカウト活動の結晶ともいえるのです。
パイオニアリング章 考査細目
- 8の字しばり(または三脚しばり)を用いて、丸太等で三脚を組み立てる。
- 考査員の前で実演する。
- 角しばりと筋かいしばりを用いて、丸太材で台形橋脚(斜め材2本入り)を組み立てる。
- 考査員の前で実演する
- ロープを強く張るための結びを知り、2種以上の方法を実演する。できれば、滑車を使った場合の方法を知り実演する。
- 考査員の前で実演する。
- 次のいずれか1種を選び、これを構築する。
- 100kg 以上の荷や人を積めるいかだ
- 幅30cm以上、長さ3m以上でリュックを背にしたスカウト1人ずつが安全に通れる軽架橋
- 頂上でスカウト1人が安全に作業できる高さ4.5m以上の信号やぐら
- 考査員の前で実演する
- ④で選んだ工作物の設計図を作成し、使うロープの種類、使用するロープ結び等を説明し、 資材リストを作成する。
- 計画書を作成し、口述または記述しながら説明する。
- ④で選んだ工作物の模型を作成し、作業計画書を作成し、作業手順が説明できる。
- 制作した模型を提出し、計画書を交えながら口述または記述しながら説明する。
- ④で選んだ工作物を構築する場合の作業安全計画書を作成し、作業にあたっての安全対策が説明できる。
- 計画書を作成し、口述または記述しながら説明する。
パイオニアリング章の考査細目は技能章考査員のみ認定可能です。
パイオニア章取得のヒント
技能章挑戦は自分の為だけにあらず!
技能章取得だけでなく、進歩に挑戦するとき全般に言えることですが、仲間と協力し技能章細目にチャレンジしたり、発表や実演を隊集会の際に行うことは、自分の細目挑戦の負担を軽くするだけでなく、自分では気が付かない思わぬ発見が有ったり、自分が技能章挑戦で得た知識や経験を後輩やほかの隊員たちと分かち合うことができ、仲間たちに貢献することにもつながります。
テクニック(細目①、②、③)
- ただ作業を実演するだけでなく、注意する点やポイントなどを説明しながら実演する。
- 制作物に合わせた木材や丸太の太さを選択する。
- 制作物に合わせたロープの太さ・種類を選択できる。
- なぜ、その資材を選択したか説明できるようにしておく。
構造物制作(細目④、⑤、⑥、⑦)
- 各細目がリンクしているので、下記の順に行う。
- 設計・資材の選定・リストの作成(細目⑤)
- 縮尺模型の設計(細目⑥)
- 作業安全計画書の作成(細目⑦)
- 実際の構造物の制作(細目④)
- 制作計画書・設計図では使う資材やロープの加重強度を調べ、力学的に無理のない設計を行う。
- 模型製作の際は縮尺は任意のものでよい。
- 模型の各部寸法は正確で、実際に用いるものと同じ結索法を用いる。
- 作業安全計画書には構造物の安全対策はもちろんの事、作業者の安全・周囲の環境にも配慮する。
- ボーイスカウト以外の書籍や雑誌などにも意外な発見がある。
まとめ
パイオニアリング章
- 隼スカウト章取得に必要。
- スカウト技能の集大成。
- 安全に活動するための知識を得る。
- チームワーク・リーダーシップの発揮が必要。
より良いスカウティングを目指しましょう 弥栄
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