教育システム

8つの要素:行うことによって学ぶ

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行うことによって学ぶ

物事を多面的に捉え、人生に役立てる力を伸ばす!

ボーイスカウトは世界的な教育運動です。

ボーイスカウトでは「青少年がより良い社会人に成長していくことに貢献する」ため、8つの教育的要素を持つ「スカウト教育法」を形成しました。

8つの要素はそれぞれに影響し合いながらお互いの効果を高め合う役割を果たしています。

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今回は、8つの教育的要素の「行うことによって学ぶ」について少し詳しく紹介します。

この記事でわかること

「行うことによって学ぶ」ことの教育的効果

回答

ボーイスカウトは自己教育的な運動です。

自己教育の中で「経験」に勝る教師はいません。ボーイスカウトでは行うことによって学ぶことで下記のような効果を狙っています。

  • 教育に対する姿勢を積極的なものにする。
  • 「教示」ではなく「体験」によって物事の本質を知る
  • 「体験」を通して学びを自分の人生に役立てる方法を知る。

解説

上記3つを解説します。

教育に対する姿勢

ボーイスカウトが目指す自己教育は学びに対する積極性がなければ、十分な効果を発揮することはできません。

体験によって学ぶということは、否応なく学びの中心自分がいるということです。

講義動画を見て理解できることと、実際に体験して得ることができることの間には大きな隔たりがあることは言うまでもありません。

また、子どもたちは座って授業を受けるより、自分たちの身体で何かをしたい気持ちでウズウズしています。

子どもたちの内面から湧き上がる気持ちに答えることで、教育に対する興味積極性はより高まり、高い教育的効果を上げることができます。

本質を見抜く力

「行うことによって学ぶ」ということは、単に、知識を発揮したり、作業の動作を習熟するということに留まりません。

たとえば、班の中の自分の役割をこなしていくという経験は、自分の仕事のおよぼす影響力やそれに対する責任感を身を以て体験し学んでいく自分への教育でもあるのです。

このような、生活に対する心構え考え方責任感リーダーシップは、どんな字数を費やしても、体験によって学んだことに勝ることはありません。

経験を役立てる

どんなにたくさんの授業を受けて知識をは溜め込んでも、自分の人生役立てることができなければ、幸福な人生とはいえません。

「行うことによって学ぶ」ことは、その知識を自分に当てはめて活用する経験を積むということでもあるのです。

たとえば、スカウトたちは料理をすために料理を学ぶのではなく、キャンプや集会で自分たちの食事を作るために料理を学んでいます。

このことは、料理という作業は生活の様々な活動の一つであり、食事前後の状況によって、柔軟に行う必要があることを体験から学ぶことができます。このような経験は将来の仕事の段取りや、プロジェクト進行を行う際に大に役立ちます。

「行うことによって学ぶ」ことで物事を多面的に見ることが可能となり、知識を人生に役立てる力を伸ばすことができます。

まとめ

7つの要素:行うことによって学ぶ
  • 子どもたちの積極的な教育態度を引き出す
  • 責任感リーダーシップを養う
  • 物事を多面的に捉え自分に役立てる力を伸ばす

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