カブ隊

【興味】チャレンジ章【成長】

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この記事でわかること

カブスカウトの選択課目ってなに?

それぞれのバッジのねらいは?

カブスカウトの選択課目

カブスカウトの個人プログラムには必修課目である「修得課目」の他に、選択課目として「チャレンジ章」が用意されています。

チャレンジ章は、スカウト自身が余暇の時間を作り出し、自分の興味と計画によって選択し挑戦します。

スカウトの幅広い個性や興味に応えるため、チャレンジ章は5つのカテゴリーに分かれ、40種類が設定されています。

修得課目に比べ、細目は少なく、内容は高度に設定されています。

子供たちが将来に役立つ様々な課題にチャレンジし、自分の隠れた特性に気が付いたり、バッジを獲得するという成功体験の積み重ねから、自尊心自己肯定感を高めます。

各科目のすべてを履修することで制服にクリアした課目のバッジを着用できます。

また、新チャレンジ章として企業とのコラボレーションによるチャレンジ章プログラムが実施されることもあります。

チャレンジ章の教育的効果を十分に発揮するには、指導者や保護者など周りの大人の支援が重要です。

選択課目として、スカウト自身が興味を示す分野を深く掘り下げることは非常に大切です。

しかし、「自分の隠れた特性」を発見したり、達成の喜びから自尊心を育てるには、一部の分野に偏ることなく、幅広く挑戦することもチャレンジ章のねらいの一つです。

苦手に思える分野にもチャレンジしてみる勇気・やり抜く力が必要になります。

ご家庭内でも、スカウトへの励ましや勇気づけを通して、スカウト自身の成長だけでなく、家庭内のコミュニケーションのきっかけなどとして利用していただければ教育的効果をより高めていくことができます。

カテゴリーとねらい

チャレンジ章は5つのカテゴリーに分けられており、バッジ一つ一つに履修を通して子供たちに身に着けてもらいたい「ねらい」が設定されています

1.社会生活

概要

社会と仲間

国際的な知識、社会生活上のマナーや家庭内での仕事を通して、社会に対する理解や奉仕の心を養う項目です。

社会生活
1-1 国際1-2 市民1-3 友情
1-4 動物愛護1-5 案内1-6 自然保護
1-7 手伝い1-8 災害救助員

「ねらい」の例

1-1 国際

世界に広がるスカウト活動と外国へのあこがれや興味を持たせます。

1-4 動物愛護

生き物に対する理解と思いやりの気持ちを伸ばします。

細目の例

1-4 動物愛護
  1. 自分の住んでいる周りにどんな動物がいるか調べる。
  2. 自分の家や学校で飼っている動物の飼育記録を1か月以上つける。
  3. 盲導犬や介助犬について調べる。
  4. 犬、猫、金魚、熱帯魚、小鳥など家で飼育できる動物のうち1種類を選び、かかりやすい病気について調べる。

2.自然と野外活動

概要

スカウト技能や地球環境について知る

キャンプやハイキングで安全に活動する知識を深めたり、地球環境や宇宙についての興味・関心を育む項目です。

自然と野外活動
2-1 天文学者2-2 自然観察館2-3 ハイカー
2-4 キャンパー2-5 地質学者2-6 気象学者
2-7 探検家

「ねらい」の例

2-1 天文学者

天文学への興味を持たせる。

2-4 キャンパー

キャンプを通して、ボーイスカウト隊への上進を目指す。

細目の例

2-5 地質学者
  1. 5種類の岩石や鉱石を集めて、名前と特徴を調べて説明する。
  2. 火山、温泉や地震の起こる原因を調べ図を描いて説明する。
  3. 山や川がどのようにしてできるかを説明する。

3.技術

概要

自慢できる専門知識

コンピュータや乗り物、その他の特技など、自分が興味を持っていることを深く掘り下げ、今後の人生に役立つ知識へと成長させる項目です。

技術
3-1 写真博士3-2 コンピュータ博士3-3 自転車博士
3-4 工作博士3-5 通信博士3-6 修理博士
3-7 乗り物博士3-8 技術博士3-9 救急博士
3-10 特技博士

「ねらい」の例

3-1 写真博士

写真と映像に関する知識や技術を身につける。

3-9 救急博士

簡単な救急の知識と技能を身につける。

細目の例

3-10 特技博士
  1. 次のもののうち資格か級を持っている。

アマチュア無線、珠算、書道、囲碁、将棋、柔道、県道、空手、合気道、弓道、少林寺拳法など。

4.スポーツ

概要

スポーツと健康

スポーツの知識や体を動かすことを通じて、チームワークや安全に活動する大切さを知ります。

スポーツ
4-1 水泳選手4-2 運動選手4-3 チームスポーツ選手
4-4 スキー選手4-5 アイススケート選手

「ねらい」の例

4-1 水泳選手

水泳の能力と技術を育て、水の安全についての知識を持たせます。

4-3 チームスポーツ選手

仲間とともにチームを作ってお互いの運動能力、技術、チーム精神を育てます。

細目の例

4-1 水泳選手
  1. 泳ぐ前に行う準備体操の必要なことを知り、実際にやってみる。
  2. クロールか平泳ぎで25m以上泳ぐことができる。
  3. 立ち泳ぎが2分以上できる
  4. おぼれた人を発見した時、助けるために自分がどのような行動をしたらよいか説明する。

5.文化・趣味

概要

自分の趣味を深める

音楽や美術などの芸術やコレクションなど自分が好む趣味をより深く見つめ自分をより成長させるきっかけにします。

文化・趣味
5-1 収集家5-2 画家5-3 音楽家
5-4 料理家5-5 フィッシャーマン5-6 旅行家
5-7 園芸家5-8 演劇家5-9読書家
5-10 マジシャン

「ねらい」の例

5-3 音楽家

音楽に対する能力を伸ばす。

5-9 読書家

文字と言葉への完成を高め文学の興味を広げる。

細目の例

5-5 フィッシャーマン
  • 5種類以上の海水魚と淡水魚の名前を知り、見分けることができる。
  • 釣りをするときのマナーと安全について説明できる。
  • 魚釣りの道具の正しい使い方ができる。
  • 釣った魚の種類と大きさを記録し、魚拓を作る。

まとめ

チャレンジ章
  • カブスカウトの選択課目
  • スカウト自身が余暇の時間を生み出し挑戦する。
  • スカウト自身の興味・計画によって行う。
  • 様々な個性に応えるため、40種類が用意される。
  • 周りの大人の支援が重要。

より良いスカウティングを目指しましょう  弥栄