この記事でわかること
- この「おきて」の意味
- 様々なものを大切にできる人になるヒント
スカウトは質素である
スカウトは、物や時間を大切にします。
無駄を省き、贅沢をせず、役立つものは活用します。
日本は世界でも有数の豊かな国です。
豊かな生活を送っていると、物を大切にすることや物には限りがあるということを忘れがちです。
日本では資源や原料の大半を輸入に頼っていますが、海外にも無限にものがあるわけでもありません。
「足るを知る」という心を忘れずに、精神的に豊かな日々を送るために何が必要か、日頃から考える必要があります。
実践のヒント
物には生命がある
物であっても、優しく、敬意をもって、大切に扱う必要があります。
なぜなら、どんなものでも、多くの人の手によってあなたの手元に届いているからです。
どんな物でも、使えることに感謝し丁寧に扱いたいものです。
遅刻による迷惑を防ぐため、「5分前行動」を意識します。
今日という日は二度と訪れないかけがえのないものです。それは自分にとっても、相手にとっても同じ大切さなのです。
「遅刻」や「期限を延ばす」ということは、相手の貴重な時間を盗んでいることを忘れないようにしましょう。
節約を知る
消費は「必要な時に、必要なものを、必要なだけ」という意識を持ちます。
必要最低限の持ち物であれば、それを有効に使おうという気持ちが芽生えます。
もしもに備えることは大切です。
しかし、不勉強や無知から来る不安を解消するためや、金銭欲を満たすために、必要以上の買い物をすることは控えます。
このようなことは、本当に必要な人まで物資が届かなくなる原因となり、たくさんの人に迷惑をかけます。
工夫する
最新のものや、最高性能のものを追い求めなくとも、古いもの、安価なものにも、使い方次第では最新・最高に負けない価値を発揮するものも沢山あります。
多角的に見つめ、物の価値を再評価することは、結果、物を大切にすることに繋がります。
日常生活で出る廃品も、ロープワークやウッドクラフト、その他のスカウト技能によって、価値ある便利なものに生まれ変わることが出来ます。
物を大切にしつつ、スカウト技能も磨け、時間の有効利用にもつながるとても有意義なことです。
自分の生活に計画を立てることは、物資が必要なタイミングや必要な量を具体的に可視化することが出来ます。
結果、無駄な準備が減り、時間も物も節約することが出来ます。
まとめ
- 物の背景には沢山の人の努力があることを知っている。
- 自分の時間の価値も他人の時間の価値も同じと知る。
- 自分の「必要」を具体的に知っている。
- 物の価値を多面的にとらえる。
- 工夫できる技能を磨く。
- 自分の生活の計画を立てる。
より良いスカウティングを目指しましょう 弥栄