この記事でわかること
- カブスカウトの進歩制度って?
- それぞれのバッジのねらいは?
カブスカウトの進歩制度
子ども達は、じっとしている時間が大嫌いです。
常に何かをしながら、次に何か面白いものはないか探しまわりながら生活しています。
「やりたいこと」がある場所を本能的に欲しているのです。
カブ隊の活動は、子ども達に「やりたい事で溢れている場所」を提供します。
カブスカウト達は、自分のやりたいことを全力で楽しみます。
自主的に、楽しみながら、「やりたいこと」をしていると、知らず知らずのうちに健康で安全な生活を送ることが出来、責任ある社会人へと成長できる基礎を身に着けることが出来る。それが教育運動としてのボーイスカウトです。
そのような意図を実現するため、カブ隊の進歩制度「修得課目」と「チャレンジ章(選択課目)」は設計されています。
解説
修得課目
すべてのスカウトが同じ課題に挑戦する必修科目です。
動物をモチーフにしており、すべての課題をクリアすると制服の左胸ポケットに進歩記章を着用できます。
子ども達の発達段階に合わせるため、学年ごとに課題が設定されています。
- りす(入隊前見習い)
- うさぎ(小学3年生)
- しか(小学4年生)
- くま(小学5年生)
- 月の輪(ボーイ隊への上進準備)
人格の形成・健康と安全・スカウト技能・奉仕の心といった、「良き社会人の資質」を成長させる基礎を養う科目です。
進級後6か月(4月~9月)をめどに履修します。
↓修得課目について詳しく知る↓
チャレンジ章 (選択課目)
スカウトが自分の余暇の時間を当て、興味のある課目を履修する選択課目です。
スカウトの生活の幅を広げ、個性を伸ばし、興味のある分野の知識やスキルを取得するだけでなく、努力を認めることでスカウトの自己肯定感を高めます。
各章に設定された課題をクリアーすることで制服右袖に記章を着用できます。
5つのカテゴリーに分けられ、全40種類が設定されています。
1.社会生活
例:国際・動物愛護・手伝い など
2.自然と野外活動
例:天文学者・キャンパー・地質学者 など
3.技術
例:写真博士・自転車博士・救急博士 など
4.スポーツ
例:水泳選手・スキー選手・運動選手 など
5.文化・趣味
例:収集家・音楽家・料理家 など
チャレンジ章は何個でも挑戦可能です。
5つまでは制服右袖に、それ以降はたすきに着用できます。
↓チャレンジ章について詳しく知る↓
まとめ
進歩記章(修得課目)
- 学年ごとに設定された課目に挑戦する。
- すべてのスカウトが同じ課目に挑戦する。
- 「良き社会人」へ成長するための資質を伸ばす。
チャレンジ章(選択課目)
- スカウト個人の余暇を利用した課目。
- 興味がある課題に自主的に挑戦できる。
- 生活の幅を広げ個性を伸ばす。
より良いスカウティングを目指しましょう 弥栄