「ちかい」と「おきて」の存在意義
生活の指針と個人の責任
ボーイスカウトは世界的な教育運動です。
ボーイスカウトでは「青少年がより良い社会人に成長していくことに貢献する」ため、8つの教育的要素を持つ「スカウト教育法」を形成しました。
8つの要素はそれぞれに影響し合いながらお互いの効果を高め合う役割を果たしています。
↓ボーイスカウト教育システム↓
今回は、8つの教育的要素の中心に位置する「ちかいとおきて」について少し詳しく紹介します。
↓ちかいとおきてについて詳しく知る↓
この記事でわかること
ボーイスカウトの「ちかい」とは?
ボーイスカウトの「おきて」とは?
ちかいとおきての役割
回答
「ちかい」をたてて「おきて」を守るということは以下のようなことを意図しています。
「ちかい」
- 運動に参加し、最善を尽くして「おきて」をまもるという宣誓。
「おきて」
- スカウトの生活の指針。自らを律し、成長させていくための生活の具体例。
解説
それぞれは次のような教育的な意図を持っています。
英語では「ちかい」をPROMISE(約束)と表現しています。
スカウトの「ちかい」をたてるということは、スカウト活動に参加するため、おきてをよく理解し、おきてを守ることに最善をつくすことを自分自身と約束するということです。
これは、自らを教師とする自己教育のスタートを切るという出発点でもあります。
また、「ちかい」は、共に活動する仲間たちの前でたてられます。「ちかい」は個人的なものであると同時に、仲間たちと共有された公式の約束でもあるのです。
子どもたちが「ちかい」を立てることは、ボーイスカウトへの参加表明に留まらず、自分を律し、これからの人生を成長し続けるという決意を常に意識させる役割があるのです。
これは、青少年にとって重大な決意です。両親や周囲の支援する大人は、子どもたちが納得し、自分の意志で決意ができるように、時間や情報などの環境を十分に提供する必要があります。
英語では「おきて」をLAW(法律・規律)と表現しています。
スカウトの「おきて」は、スカウト運動が目指す価値観を生活の指針として具体的に示したものです。
「おきて」は、単に、子どもたちが持つボーイスカウトという小さな社会の法律として機能するだけではありません。
子どもたちが、生活の中で出会う様々な出来事を「おきて」に照らし合わせて行動することで、自分自身を発達させることができる、自己教育のための指針なのです。
これは、制服を着たスカウト活動中だけに限った話ではなく、「おきて」を実践して生活をしていくことで、生活の全てから学びを得ることができる仕組みになっています。
まとめ
- 「ちかい」は英語ではPROMISE(約束)と表現されている。
- 「ちかい」は自分自身との約束である。
- 自らを律し、教育する自己教育の出発地点である。
- 「おきて」は英語ではLAW(法律)と表現される。
- スカウト教育の価値観を具体化したものである。
- 「おきて」に照らして生活をすることで学びを得るたすけになる。
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