初めての小グループ活動!
ビーバ隊からカブ隊に上進すると、今までの集会スタイルガラッと変わります。
今までは「隊長とスカウト」という形で行われていた活動が、「組」を中心とした仲間たちとの活動に変わっていきます。
子ども達は、カブスカウトの仲間になると、必ず「組」に所属し活動していきます。
「組」のメンバーになることで、個人中心の活動から、グループの中の活動を通して人間関係を学び自らを成長させていく段階に進みます。
今回は、カブ隊の組活動の特徴に着目して紹介します!
結論
「組」はカブ隊が活動する最小グループです!
「組」には以下のような特徴があります。
- 年齢の異なる6人前後の子供たちで組織される。
- 原則、一度割り振られた「組」はボーイ隊上進まで変わらない。
- 通常の集会とは別に、組単位での「組集会」が行われる。
- 組を見守る保護者としてデンリーダーが1名配置される。
- スキルなどを指導するデンコーチがボーイ隊より派遣される。
↓カブ隊の組織概要について詳しく知る↓
カブ隊の組織
スカウト教育では、子供たちの責任感やリーダシップ、他者との信頼関係を作り上げる能力の成長を目的に「チームシステム」という教育要素を掲げています。
組織の中で自分の仕事を受け持ち、責任を果たす経験を積むことで子供たちの成長を促します。
カブ隊の「組」は学校のクラス活動や班活動と異なり、小学3年生から小学5年生までの年齢が異なる子供たちが所属しています。
年齢差から来る能力の違いを理解しながら、自らに任せられた役割を果たし、組に貢献する経験や、幼い仲間を理解し、いたわる経験は、子供たちの社会性を育て、自己肯定感やリーダーシップ、協調性などを、実際の経験から学ぶことができます。
カブ隊の集会は大きく分けて「隊集会」と「組集会」の二種類があります。
組集会は、1か月に1回程度開催される隊集会に向けて、発表や成果を準備するために行われます。
つまり、カブスカウトの実質的な活動の多くは班集会によって行われます。
例えば、「地球のために何かできるか?」という隊集会に向けて、班ごとに研究し発表を作成する集会などが班集会になります。
また、隊集会の中で、班ごとに分かれて活動する場合も、班集会という形をとることもあります。
カブ隊に入隊した時に所属される班は、原則的に後から変更されることはありません。
カブスカウトとして過ごす3年間は同じ組で過ごすことになります。
そのため、年齢の変化により自分に求められる働き(幼くかわいい後輩から頼れるリーダーへの成長)や、責任の変化などを同じ仲間の中で経験することができます。
これは、ほとんど立場が変化しない家庭内やなんとなく任せっきりにできてしまう学校生活では決してできない貴重な経験です。
カブ隊では多くの場合、小学5年生の「くまスカウト」時に組を率いる「組長」か組長をサポートする「次長」を経験します。
子ども達のチームのガキ大将として仲間たちに選ばれ、リーダシップを発揮し、幼い者をいたわり、今までの活動で培ってきた経験を最も輝かせる年代です。
しかし、これはボーイ隊の班長のように、グループの重い責任を背負うような立場ではありません。
カブスカウトの組には、班長・次長をサポートする年上の仲間が存在します。
デンリーダーとデンコーチです。
デンリーダーは組を実質的に運営する保護者の方で、1つの組に1人づつ隊から委嘱されます。
デンコーチはロープワークや地図とコンパス等といったスカウトスキルやスカウトとしての生活の指導してくれる先輩スカウトで、ボーイ隊から派遣され集会に参加します。
まとめ
- カブスカウトが活動するグループの最小単位
- 年齢の異なる子供たちで構成される
- 「組長」「次長」となり組を率いる
- 原則、上進まで組は変わらない
- 組との集会「組集会」が開催される
- 組を見守る保護者、デンリーダー
- スキルを指導する先輩、デンコーチ
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