バッジシステムとは
ボーイスカウトは、子供たちが、楽しい活動に参加している間の知らず知らずのうちに「自立していて有能で、思いやりと責任感があり、一生涯を通じて学び続ける生成を持つ」大人へと成長することに貢献するために行われる教育運動です。
上記の目的を達成するため、様々なシステムを駆使し、集会に教育的な効果を持たせています。
その中の一つが進歩制度(バッジシステム)です。
子ども達が持つバッジへのあこがれや、コレクションしたい欲求を利用し、楽しい活動に教育的効果を与えます。
ボーイスカウトの活動は、子供たちの年齢に合わせて最適な形に設計されています。
年代によって隊や制服、取り組むプログラムが異なるのはそのためです。
今回は、最も年少であるビーバースカウトが用いるバッジシステムについて紹介します。
↓ビーバー隊について詳しくはコチラ↓
この記事でわかること
ビーバー隊のバッジシステムとは?
それぞれの解説
ビーバー隊のバッジシステム
ビーバースカウトでは以下の進歩制度(バッジシステム)が採用されています。
- 木の葉章
- 小枝章
- ビッグビーバー
- 年功章
解説
それぞれのバッジについて解説します。
集会に設定された細目を履修すると、細目に応じた色の木の葉章が授与されます。
授与された木の葉章はビーバーノートに張り付けます。
左から「社会(青)」「自然(緑)」「生活(黄)」「表現(橙)」「健康(赤)」を意味しています。
集会で履修した内容をスカウト自身が確認する意味も含まれています。
↓木の葉章について詳しくはコチラ↓
上記の木の葉章を10枚集めることで小枝章は授与されます。
小枝章は制服の帽子左側に着用できます。
小枝章には、スカウト自身が頑張って集会に参加した証です。また、保護者はスカウトの成長を実感でき、たくさんの小枝章は後輩スカウトのあこがれでもあります。
小学2年生に進級すると、「ビッグビーバー」という称号が与えられます。
スカウト自身に、先輩スカウトとしての自覚を持たせ、「幼い者をいたわります」という「さだめ」を実践するカブ隊への上進の準備を行います。
ビーバースカウトでの活動が1年を超えると年功章が授与されます。
ビーバー隊の間は布製の年功章を制服の帽子左側に着用します。
画像のデザインの年功章はカブ隊以降の制服に着用し、大人になっても継続して着用できます。
まとめ
- 集会の内容を実感し確認する「木の葉章」
- たくさんの集会に出席した自慢の証「小枝章」
- 先輩スカウトであることを意識させる「ビッグビーバー」
- 大人になっても残る活動の証「年功章」
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叱るのでもなく、褒めるのでもなく、一人の人間として子供たちに接し、その成長を認めてあげる。
勇気があり、責任ある、自立した大人に成長してほしいというアドラーの考え方は、ボーイスカウトのバッジシステムとも通じてい居ると私は感じました。
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