この記事でわかること
うさぎスカウトって何?
うさぎスカウトの目標
うさぎ課目履修の対象者は?
うさぎぎスカウトの全課目
うさぎスカウトって何?
カブスカウトの入門編!
うさぎスカウトとはボーイスカウト運動で採用されている、「進級制度(バッジシステム)」という教育システムの課程のひとつです。
仮入隊の課程である「りすの道」を修了し、晴れてカブ隊の仲間になったスカウトは、早速次なる目標である「うさぎスカウト」のバッジを目指します。
学校や家庭とは違う、年齢の異なる子供たちを集めた小グループ「組」や「組」の集合した「隊」などの集団の一員であることを体験し、組の中で割り振られた自分の仕事をやり通すことで、社会性や忍耐力を育みます。
うさぎスカウトの目標
うさぎスカウト課程の目標
” 集団への参加 ”
進歩の目標
組という集団の一員であることを意識させ、自分を律することを体得し、なんでもやりたいという気持ちを活用して、簡単なことを最後までやりとおすことができる。
履修タイミング
小学3年生のカブスカウト
6か月間を目安に全課程を修了しうさぎ章を取得する。
どんなに早く修了できたとしても、学年が上がらない限り、しかスカウトには挑戦できません。
これは、各課程で子供たちの発達段階に合わせた課目を設定しているためです。
うさぎスカウト課程 全課目
※判読性のため一部を漢字に変換しています。実際の課目は、カブスカウト年代を対象に一部をひらがなで表記しています。
1.信仰とたしなみ
感謝の気持ちをもって、笑顔で元気に過ごしましょう。
- 食事の時に、感謝を心で表す。
- 近所の人々や友達に元気よくあいさつをする。
- 「いただきます」や「ごちそうさま」の意味について考えてみる。
- 大きな声であいさつすることで自分や相手がどんな気持ちになるか考えてみる。
- 時間やタイミングによってどんな挨拶があるか探してみる。
2.運動
運動は、毎日続けることが大切です。
毎日運動して、強いからだを作りましょう。
- 自分に合った運動を選び、目標を決めてしっかり頑張ったことを家族やリーダーに認めてもらう。
- 自分の好きな運動を考えてみる。
- タイムや回数など現在自分がどのくらいできるのかを調べる。
- 自分で達成したい目標を決める。
- 日にち、目標、記録などを表にまとめる。
- 目標は自分に合わせて後で変えてもよい。
3.安全
道を歩くときには人や自転車や車の動きに注意して、交通規則を正しく守りましょう。
- 家のまわりにある交通標識と簡単な交通規則を知り、正しく守る
家の周りを歩いて様々な標識・信号などを観察してみる。
改めて交通ルールについて話し合ってみる。
色や形で分類してみる。
標識の立っている周りの状況も観察してみる。
4.清潔
いつも体を清潔にし、丈夫な体を作りましょう。
- いつも清潔に心掛け、身だしなみを整える。(洗面、歯磨き、整髪、入浴、手洗い、うがい、爪切り、ハンカチ・鼻紙の携行など)
日々の身支度や、体を清潔に保つために普段から行っていることを改めて確認してみる。
5.計測
自分の体のいろいろな部分の長さをはかろう。
定規がなくても、ものの長さをはかるときの目安になるので、とても便利です。
- 自分の足の指先からかかとまでの長さ、手の親指から小指までの長さ、両手を広げた長さを調べる。
図った体の長さはカブブックに記入する。
カブ年代では成長とともに数値が変わるため測った日も記入しておく。
普段身に着けているものの長さも測ってみる。
6.なわ結び
なわ結びは毎日の生活で役に立ちます。
新聞を束ねたり、靴紐やエプロンを結んだり、生活の中で使ってみましょう。
- ロープを使って、8の字結び、はな結びができる。
- 八の字結び
- 結んだ形が八の字に似ている
- 大きな結び目を作ることができる
- なわばしごのグリップなどに使える。
- はな結び
- 蝶結びとも呼ばれる。
- ロープのはしをつなぐ結び方。
- 丈夫なうえに解きやすい。
7.工作
正しい小刀の使い方を知りましょう。
小刀を使って鉛筆を削りましょう。
- 小刀を正しく使って、鉛筆を削る。
- 小刀も正しい使い方ができれば安全な道具です。
- 正しいさやの抜き方ができる。
- 鉛筆は少しずつ削る。
- 使い終わったら正しいメンテナンスを行う。
- 危険にならない保管方法を考える。
8.表現
組で物語を決めましょう。
みんなでスタンツを考え、発表しましょう。
- 組で決めた物語をスタンツにして、それに参加する。
- スタンツとはその場で発表する劇の事です。
- キャンプファイヤーなどで発表することもある。
- 先輩たちが任せてくれる仕事を全力でこなす。
9.観察
隊のハイキングに参加して、自然の中でたくさんのものを観察し、いろんな色を見つけましょう。
- ハイキングに参加して、自然の中にある5種類の色を見つけることができる。
- ハイキングでは安全に十分注意する。
- いつ、どこで、何色で、見つけた物を記録する。
10.野外活動
自然の中の自然のものを使って、安全に気を付けていろいろな活動を体験しよう。
- 自然に利用したゲームや活動をする。
- ささぶねや竹の水鉄砲などの工作。
- 草笛などの楽器。
- 自然のものを発見するフィールドビンゴなどのゲーム。
11.役に立つ
家の中でどんな仕事ができるか考えてみましょう。
家族と相談して自分の仕事を決め、続けてみましょう。
- 自分ができる家の中の仕事、家族と相談して決め、実行する。
- 食事の配膳や洗い物など炊事のお手伝い。
- ペットのお世話。
- 部屋の掃除やゴミ捨てなどの衛生管理。
- 仕事や、その目標、実行できた日時を記録する。
まとめ
- 組や隊の一員であることを知る。
- 健康で安全な生活を送ることができる。
- 基礎的なスカウト技能に挑戦する。
- チームワークの基礎を体験する。
- 自分の務めを果たし、奉仕を行う喜びを知る。
より良いスカウティングを目指しましょう 弥栄