ボーイスカウトって?
皆さん、ボーイスカウトのイメージってどんなものでしょうか?
うーん、街頭での募金かな?街でたまに見かけるし!
いやいや、キャンプなどの野外活動でしょ!
なんとなくは浮かぶけど、ボーイスカウトって・・・
何かいいことしてるっぽいけど、イマイチ正体がわからない!
自分の子供も参加させたいけど何を目的にした集まりなの?
と、イマイチ正体がイメージできないのが本当のところだとおいもいます。
この記事では皆様のそんな悩みにお答えしていきます!
ボーイスカウトの正体
ボーイスカウトとは!ズバリ!
青少年が自主的で、責任ある、頼れる社会人に成長するための手助けをしたい!
という目的を持った世界的に行われている教育運動です。
同年代の仲間たちと楽しくゲームやキャンプ、ハイキング、など、さまざまな活動を通して、
知らず知らずの間に、責任感のある立派な社会人として成長してもらいたい!
そんな思いから生まれた活動です。
つまり、上に書いたキャンプや募金活動は、その経験を通して責任ある社会人へと成長していくための手段であり、キャンプや募金をすることだけが目的の団体ではありません。
また、
ボーイスカウトって宗教なの?
と疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
結論から言えば、宗教ではありません。生涯成長できる人間性を養うための教育運動です。
お寺や、宗教団体からの奉仕の支援を受けることはありますが、特定の宗教を奨励したり禁止することはありません。
宗教もまた「教育運動」としての側面があるがため、誤解される方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、公式には目的を以下のように定められています。
財団法人ボーイスカウト日本連盟は、ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義をは握し、実践できるよう教育することをもって目的とする。
ボーイスカウト日本連盟 教育規定 1-3 教育の目的
また、
ボーイスカウトは性別年齢問わず参加できます!!
ボーイスカウトは年齢性別問わず参加できます!!
女の子も、もちろんすべての活動に参加できます。
大人になっても参加できます。
子供がいなくても参加できます。
いまだにたまに誤解している人がいる大事なことなので2回言いました。
ボーイスカウトの指導者ってどんな人?
ボーイスカウトに興味を持ち、調べたり、見学に出かけたりすると、
ボーイスカウトの隊長さんってどんな人がやっているの?
隊長さんやスタッフの人ってお給料とかもらってるの?
という疑問をお持ちの方も多いと思います。
ボーイスカウトの指導者は、
そのほぼ全員が「ボーイスカウトの研修を受けた無償のボランティア」です!
普段は、街のお店屋さんやサラリーマンをしている地域の人々が、ボーイスカウトのスキルや教育や安全な活動のための研修を受け、無償で活躍されています。
教育としてのボーイスカウト
ボーイスカウトが目標を達成するために用いる教育手法について紹介します!
ボーイスカウトの教育法には3つの特徴があります。(実際にはもっとたくさんあります)
- 「ちかい」と「おきての実践」
- 班制教育
- 進歩制度
「おきての実践」
「おきて」とはボーイスカウトの持つ価値観を生活の指針として具体的に表したものです。
ボーイスカウトの基盤で、人生の様々な場面で「ちかい」を守り「おきての実践」ができていれば、それ即ちボーイスカウトの目指す「自主的で責任ある頼れる社会人」です!といっても過言ではないほど重要なものです。
ボーイスカウトでは新しく仲間になる際に「ちかい」という自分との約束をします。
「ちかい」の内容は以下のとおりです。
- どんな時でも「おきて」を守ります。
- いつも他の人々を助けます。
- 自分の成長には自分で責任を持ちます。
という、3つを約束を仲間たちの前で自分自身と交わします。
ボーイスカウトの仲間は8つの「おきて」を守ることが求められます。
- 誠実である
- 友情にあつい
- 礼儀正しい
- 親切である
- 快活である
- 質素である
- 勇敢である
- 感謝の心を持つ
といった内容で、難しい内容ではありませんが実践するのは一苦労です。
人生の様々な場面で、この「おきて」に照らした恥ずかしくない行動ができる。青少年がそんな社会人になることを目指すのがボーイスカウト運動です。
小学生年代では上記の「ちかい」と「おきて」を年代に合わせて落とし込んだ「やくそく」「きまり」「さだめ」を用います。
班制教育
ボーイスカウトでは「班」や「組」といった8人以下の小グループに分かれて行動します。
小グループという小さな社会の一員として、炊事係や備品係、班長など、分担された仕事を通し、チームワークや協調性、責任感やリーダーシップなどを養います。
小グループには、年齢の異なる子供たちで構成され、同じ学年のスカウトは概ね1人か2人ずつ所属しています。
進歩制度
制服にたくさんのバッジをつけているのもボーイスカウトの特徴ですよね。
ボーイスカウトは自己教育的な運動です。
自らを成長させる責任は自分自身にあり、生涯を通じて自分を発達させ続けることのできる大人に成長することを目指します。
個人個人が自分に合った課題を自ら選び、解決していくことを様々な形で認定することによって、自身の適性を見極め、自信を育て、自尊心を伸ばします。
たくさんのバッジ一つ一つに教育的な意味が託されています
まとめ
- ボーイスカウトとは教育運動である。
- 青少年が自主的で責任ある頼れる社会人へと成長する手助けをする。
- 男女隔てなくすべての活動に参加できる。
- キャンプや募金活動は活動の一面に過ぎない。
- ボーイスカウト独自の教育システムを持っている
次回は、発達年代に合わせた活動
部門・隊
についてお話します。
↓続きはコチラ↓
おまけコーナー:ボーイスカウト用語解説
わかりづらいボーイスカウト用語を毎回一つピックアップして解説します。
スカウト
ボーイスカウトに参加している子供たちのことを「スカウト」と呼びます。
ちなみに、スカウトの中でもボーイ隊年代の班長・次長のことを「グリーンバースカウト」と呼びます。
成人の場合は「指導者」「団委員」「デンリーダー」など役職でくくられることが多いです。
集会に参加している時だけでなく、学校でも家庭にいる時でも、スカウトであることを忘れずおきてが実践できれば、両親や先生からの評価もアップするかも!
ボーイスカウトの始め方
まずは実際の活動の見学がしたい!ボーイスカウトを始めたい!
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活動地域がわからない場合は、お気軽に各都道府県連盟に直接お問い合わせください!
より良いスカウティングを目指しましょう。 弥栄。