ビーバー隊活動の中でのお手伝い
ボーイスカウト・ベンチャースカウト年代の活動として重要なものに「年少隊への奉仕」というものがあります。
ボーイ隊やベンチャー隊のお兄さん・お姉さんが、カブ隊やビーバー隊の集会に参加していろいろなお手伝いをしてくれる活動を目にしたことがあるかと思います。
このような活動は、奉仕活動を通して、幼い者をいたわる優しい道徳観や、社会から必要とされているという自信を伸ばすことを目的に行われます。
代表的なものに、
- BSがCSにスキルなどを教えるデンリーダー
- VSなどがBSの活動をまとめ上げる上級班長
などが挙げられます。
翻ってビーバー隊の活動はどうでしょうか?
ボーイスカウトの最年少年代であるビーバー隊ではさらに年少の隊というものは存在しません。
しかしながら、ボーイ隊やベンチャー隊の他隊への奉仕に相当する教育的効果を狙った活動が存在します。
それが「お手伝い」です。
スカウトが行う集会のお手伝い
お手伝いという「奉仕活動」を通じて、自分が他人の役に立っている自信と自覚を与えます。
ビーバースカウトの集会で行われるすべてのプラグラムは教育的効果がちりばめられています。
今回は、集会で行われるプログラムのなかでも特に「お手伝い」についてその狙いに注目してみましょう!
プログラムのねらいと工夫
隊長や副長が、活動の中でスカウト達に集会のお手伝いを依頼することがあります。
ビッグビーバーにおやつの配布を頼んだり、各スカウトに活動のあと片付けを自分でさせるなどの他、募金活動や清掃活動に参加することも、地域の社会貢献活動の「お手伝い」と言えます。
これは、単に活動を円滑に進める目的だけにとどまらず、子供たちの成長を促すことを目的に行われています。
具体的には下記のような狙いをもって集会の中に「お手伝い」を展開します。
- 奉仕の心が芽生える
- 他を思いやることを知る
- 自分が必要とされる存在になれると知る
- 道徳観・正義感を育む
ビーバー隊では楽しい活動を通して、知らず知らずのうちに子供たちが成長できる活動を展開しています。
ボーイスカウト教育は学校のように堅苦しく退屈な講義ではなく、楽しみながら教育を展開できるよう、様々な工夫を行っています。
ビーバー隊の隊長は集会でスカウトにお手伝いを依頼する際、次のような工夫を行います。
- 特定のスカウトに偏重することなく均等に依頼する。
- 保護者と連携し家庭内でのお手伝いも子供の成長に重要であることを知ってもらう。
- ビーバー年代特有の、作業の不完全さ・マイペース差を考慮に入れ、見守る。
- 進んでお手伝いしたくなるよう、お手伝いが終わったら感謝の気持ちを伝える。
まとめ
- ボーイスカウト運動が行う奉仕活動の入り口
- 道徳観や正義感を育む
- 感謝される喜びを知る
- 自分は他人から必要とされる存在になれることを知る
- 自己肯定感を高める
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