なぜボーイスカウトなのか?
ボーイスカウトが持つ教育的特徴
ボーイスカウトは野外活動サークルではなく「教育運動」であるということはこのブログの読者の方であればご存知の方も多いと思われます。
「教育」と聞けば真っ先に学校や塾が思い浮かぶ方が大半ではないでしょうか?
そのほか、家庭内でのしつけにも「教育」的な要素があります。
スポーツ少年団やそのほか習い事も、スキルを取得する・教養を身に着けるといった意味で「教育」と言えます。
さまざまな「教育」のなかでボーイスカウトの教育的特徴と他の教育との違いについて世界スカウト機構が発行する書籍から解説します。
↓ボーイスカウトって野外活動サークルなんじゃないの?という人はこちら↓
この記事でわかること
ボーイスカウト教育の特徴
ほかに思い浮かぶ「教育」との違い
回答
教育運動としてのボーイスカウトは以下のような特徴を持っています。
- いつでも参加でき、いつでも辞められる
- 自分の教師は自分自身
- 世界的の仲間たちと活動できる
解説
それぞれの特徴を他の教育との違いを交えて解説します。
ボーイスカウト運動は自発的な運動です。
この「自発的」という言葉にはさまざまな意味が込めらてれいます。
例えば運動への参加について。
活動を始めるのも、集会に参加するのも、魅力を感じないため活動を去るのも、個人の自発的な意思に基づき自由なことが世界的に明文化され認めらています。
青少年も成人も、自分の意志で自由に参加でき、合わないときは自由にやめることができるのは、参加できる時期が限られる学校教育などにはない特徴です。
もう一つは「自己教育」であるということです。
次の項にて解説します。
ボーイスカウトは、自分を教育し発達させる主体は自分自身であるという考え方に基づいています。
ボーイスカウトの仲間に入る際にたてる「ちかい」の中には、「自分自身の発達には自分自身が責任を持ち、常に成長し続ける」(自分へのつとめ)という内容の項目があります。
学校教育が教師からもたらされる「外からの教育」であるならば、ボーイスカウトは自分自身によって自らを成長させる「内からの教育」という概念に基づいて展開されています。
ボーイスカウトの指導者やプログラムは、あくまで発達に対する支援であり、教育を行うのはスカウト自分自身。個人自らということです。
これは、「教えを乞う」という学校や一般的な習い事とは大きく違うところです。
また、人生を通じて自分を発達させる努力は、近年提唱されている生涯学習の考え方の先駆事例とも言えます。
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ボーイスカウトは世界中で共通の価値観を共有し、それぞれの国に適した形に合わせつつも、一つの大きな運動として成り立っています。
4年に一度、世界中の仲間が一堂に会し、2週間にも及ぶキャンプ生活をしながら楽しく過ごす世界スカウトジャンボリーは、世界中に仲間を持ち、ともに活動しながら成長していることを実感できます。
これは、ほかの習い事や学校教育では決して味わうことのない経験です。
また、教育システムや虐待防止システムが体系化されており、全国で一律の基準に基づいて活動しているのも、団体ごとの差が大きいスポ少などの他の習い事にはない特徴です。
まとめ
- 運動に参加するすべての人は自由意思に基づき、自主的に参加している。
- 自己教育的運動である。
- 世界中の仲間たちとともに活動できる。
- 統一された教育システムに基づく活動である。
ボーイスカウトの始め方
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