カブ隊

【りす・うさぎ】カブスカウトの修得課目【しか・くま】

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この記事でわかること

カブスカウトの修得課目ってなに?

それぞれのバッジのねらいは?

カブスカウトの修得課目

修得課目は、カブ隊に所属するすべてのスカウトが挑戦する必修課目です。

入隊時・進級時に渡されるカブブックにはこの修得課目が記載されています。

カブスカウト年代の子どもが、この年代に必要とされる身体的・精神的な発達を果たし、将来的に幸福な生活を送るために身につけておきたい要素が課目として設定されています。

また、この年代では、年齢によって能力差が大きいため、学年ごとに「りす」「うさぎ」「しか」「くま」という年齢に合わせた課目を設定しています。

課目は「集会に参加することによって履修」できるものと「集会の他、家庭でも履修できるもの」の二種類あります。

各科目のすべてを履修することで制服にクリアした課目の動物のバッジを着用できます。

目標と概要

りすの道

概要

カブスカウトの仲間になるための仮入隊期間です。

ボーイスカウトの歴史について知ったり、スカウトの振る舞いや、カブスカウトのやくそく・カブ隊のさだめについて学習します。

対象年代

ビーバー隊より上進:小学2年生の3学期の終わり頃

新規入隊:入隊前に随時

目標

ボーイスカウト・カブスカウトについて知り仲間になる準備を整える。

課目の例

  • 本運動およびカブスカウト活動がどのようにして始まったかを知る。
  • カブスカウトの「やくそく」を覚える。
  • カブスカウトのサインと握手ができ、その意味がいえる。 etc.

うさぎ課目

目標

集団への参加

「組」というコミュニティの一員となることを経験し、自分を律することを学びます。

何でも自分でしてみたいという、この年代の特性を活用し、簡単なことから「最後までやりとおす」体験を積みます。

対象年代

りすの道を終えた小学3年生

課目の例

  • 食事の時に、感謝を言葉で表す。
  • 自分に合った運動を選び、目標を決め、しっかりと頑張ったことを家族やリーダーに認めてもらう(目標・結果を表にまとめて記録する)
  • ハイキングに参加して、自然の中にある5種類の色を見つけることができる。
  • 家の周りにある交通標識と、簡単な交通規則を知り、正しく守る。

しか課目

目標

ルールと協力

スポーツや自分に任された仕事を通して、協力する楽しさ、ルールを学ぶ大切さを体験から知る。

周囲に気を配ったり、他人の立場で考えられる。

対象年代

小学4年生(新規入隊者は「りすの道」履修後)

課目の例

  • 家族の人やリーダーに感謝の手紙を書く。
  • バランスの取れた食事の大切さを知り好き嫌いをしないで食べる。
  • 自分の体を使って、いろいろなものの長さをはかる。
  • 自分のまわりで、危険だと思うところを家族やリーダーと話し合う。

くま課目

目標

友愛と挑戦

好奇心を刺激する様々なチャレンジを行い、体験から物事の知識を獲得する。

組活動の中心としてふるまい、判断力・決断力などのリーダーシップを養う。

対象年代

小学5年生(新規入隊者は「りすの道」履修後)

課目の例

  • お寺や神社、教会などにお参りする。
  • 3年生からの身体測定の記録をグラフにする。
  • 自分の歩幅を知り、50mを歩測する。
  • 消防署や警察署への連絡方法を知る。

月の輪

概要

ボーイスカウトに上進するための準備段階です。

隊に所属するくまスカウトのみを集めた「組」を作り、ボーイスカウトの初級章課目にチャレンジします。

対象年代

小学5年生の1月から3か月間

目標

ボーイスカウト初級章 取得

ボーイスカウトのちかいとおきてについて知り、考える機会を持つ。

ボーイスカウト隊の班員としての務めを果たせる最低限活動に耐えるスカウト技能を習得する。

課目の例

  • 「ちかい」と「おきて」が言える。そのうえで、隊長と話し合う。
  • スカウトサイン、敬礼、スカウトの握手ができる。
  • 体温と脈拍を正しく測ることができる。
  • 自分の体や身近にあるものを用いて簡単な計測を行う。
  • 集会などで行う社会奉仕活動に積極的に参加する。

まとめ

カブ隊の修得課目
  • スカウトの発達に合わせ年代ごとに課目が設定されている。
  • 学年ごとの成長を動物のモチーフに見立てている。
  • ビーバーからボーイへと一貫した活動のひと段階である。

より良いスカウティングを目指しましょう  弥栄