ベンチャースカウトの会議のひとつ
ベンチャースカウト隊では、将来の人生に役立つ、自主性や行動力、問題発見・解決能力を実践的に身に着けるため、活動内容の決定や、隊の管理・運営などをスカウト自らが行う「自治」によって活動が展開されます。
ベンチャー隊では自治を行う手段として複数の会議を定期的に開催し、隊としての意思決定や、隊の運営を民主的に行います。
ベンチャー隊の会議は2種類が存在します。
- ベンチャースカウト隊会議
- ベンチャースカウト隊運営会議
それぞれの会議は出席者や役割が大きく異なります。
今回は、ベンチャー隊を運営するために必要な「VS隊会議」について解説します。
↓ベンチャー隊の会議についての概要はコチラ↓
ベンチャースカウト隊会議とは?
ベンチャー隊の活動プログラムの決定を行う機関です!
VS隊会議は以下のような特徴があります。
- 隊に所属するスカウト全員が出席する。
- 概ね月1回程度の定例で開催される。
- 活動の報告や、意見の集約・調整する。
- 活動の方針を決定する。
- プログラム予算の配分を決定する。
- 隊長・副長は助言者として参加する。
VS隊集会の構成は以下のようになります。
ベンチャースカウト隊会議では、議長以下、隊に所属する全てのスカウトが集まり、自身の活動の報告や、隊としてのプログラムの決定、プログラム予算の割り当てなどについて話し合います。
解説
隊会議は以下のような形で行われます。
VS隊会議では主に3点について話し合います。
- スカウト活動の報告
- 隊活動の方針の決定
- その他事務的な事項
活動の報告
VS隊会議では、スカウト個々人がそれぞれに活動しているプロジェクトや、挑戦中の進級課目や技能章の進捗状況の報告を行います。
挑戦中に困難に感じた課題や、得た経験を仲間たちと共有することで、抱えている問題を解決したり、他スカウトの活動へのヒントとすることができます。
隊会議には隊長・副長も出席しますので、わからないことや確認しておきたいことがあれば合わせて報告します。
- 挑戦中のプロジェクトの報告
- 進級課目・技能章の取得状況
- 今後の個人活動計画
- 指導者への報告・確認事項
活動方針の決定
ベンチャー隊の活動は、全て、隊会議で決定されます。
活動したい内容だけを決めて、指導者が集会を設定していたBS隊の活動とは異なり、VS隊の集会・会議・その他の活動は全て隊会議においてスカウト自身により決定され開催されます。
たとえば、年度終わりが近い隊会議では、次年度の年間プログラムを決定する会議を開き、ジャンボリーや日本ベンチャーが近い時期の隊会議ではスキルトレーニングのための隊集会を計画したりします。
- 年間活動計画の決定
- 大会などへの参加の調整
- 他隊への奉仕活動の計画
- 活動予算の割り振り
事務的な事項
連絡網の作成や、学校の行事予定表を持ち寄り予定を調整したり、隊運営会議ではカバーできないスカウト全員が集まり話し合わなけれないけないことを話し合います。
まとめ
- 活動プログラムの決定を行う。
- 概ね、月1回程度の定例で行う。
- 所属スカウト全員が参加する。
- 活動の報告や意見の集約を行う。
- 予算の割り振りを行う。
- 隊指導者はアドバイザーとして参加する。
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